チーム連携の失敗|情報共有の不足が生む取りこぼし
2025.10.28
内製化支援
営業は個人のスキルに依存する仕事だと思われがちです。
しかし実際には、チームとしての連携不足が大きな失敗を生むことが多いのです。
営功社の50万件の営業音声を振り返ると、
「それ、別の担当からも聞いてます」
「前回の話と内容が違いますね」
こうした顧客の言葉が頻繁に登場します。
これは営業個人の失敗ではなく、チーム全体の連携不足による失敗です。
1.チーム連携の失敗パターン
情報が共有されていない
顧客の要望が引き継がれず、同じ質問を繰り返す。
方針がバラバラ
担当者ごとに異なる提案をしてしまい、顧客が混乱する。
競合してしまう
同じ会社に別の部門からアプローチし、社内競合が起きる。
2.顧客が受ける印象
顧客は「この会社は信用できない」と感じてしまいます。
一貫性のない営業活動は、顧客の信頼を根本から崩すのです。
3.相性とズレ
チーム連携のズレは、顧客との相性にも影響します。
個人同士では相性が良くても、会社全体の動きがバラバラだと不信感につながる。
顧客の意思決定プロセスに合わせた「組織的アプローチ」ができなければ、相性が噛み合わない。
4. 実践ポイント
顧客情報を一元化する
営業支援ツールやCRMを活用し、情報を蓄積する。
定例でチーム共有する
顧客の変化や反応をリアルタイムで交換する。
役割分担を明確にする
誰が入口で、誰がクロージングなのかを整理する。
顧客の立場からストーリーを描く
会社全体で「顧客の物語」を共有する。
まとめ
チーム連携の失敗は、個人の力量不足ではなく「仕組みの欠陥」から生まれます。
営功社の50万件の中にある失敗音声は、顧客は“会社“を見ているという事実を教えてくれます。
営業を個人戦から組織戦に変えること。
それが、顧客との長期的な信頼を築く第一歩です。